車いすテニス界のレジェンド・国枝慎吾さん

こんにちは、皆さん！グランパです。今日は、私たちの心に深く刻まれたあの感動的な瞬間を思い出しながら、特別な物語をお届けしたいと思います。

2023年1月、世界ランキング1位のまま引退を表明した車いすテニス界のレジェンド、国枝慎吾さん（現在40歳）。あれから約2年が経ち、彼の新たな人生の章が、遠くアメリカの地で静かに、しかし力強く始まっているのです。

9歳の時に脊髄腫瘍で車いす生活となり、11歳で車いすテニスと出会った国枝さん。その後の歩みは、まさに奇跡としか言いようがありません。

2023年2月7日の引退会見にて

「最高のテニス人生だった」と語った引退会見。その表情には、充実感と新たなステージへの期待が込められていました。

18年間ラケットに貼り続けた「オレは最強だ」の文字。この言葉は、弱気になりがちな心を奮い立たせる魔法の呪文でした。7年前には一度外そうと考えたこともあったそうですが、「弱気の虫を飛ばすため」に最後まで貼り続けたのです。

フロリダ州での新生活をスタートさせた国枝さん

2024年1月、国枝さんはアメリカ・フロリダ州オーランドに移住しました。全米テニス協会（USTA）の車いすテニス担当アドバイザーとして、新たなキャリアをスタートさせたのです。

「実は野心があるんです」と語る国枝さん。その野心とは、アメリカの車いすテニス界を発展させ、未来のチャンピオンを育てることでした。

USTAナショナル・キャンパスでの指導風景

現在の国枝さんは、週に1回程度の練習を継続しながら、ジュニア選手の指導に情熱を注いでいます。「実力は落ちていない」と語る通り、現役時代と変わらぬ技術を保持しながら、その経験を次世代に伝えています。

最長2年契約で、費用は全て自費という条件での挑戦。これは、純粋に次世代を育てたいという国枝さんの強い意志の表れです。

国枝さんの人生を語る上で欠かせないのが、妻・愛（あい）さんの存在です。大学時代からの7年間の交際を経て、27歳の時に結婚された二人。愛さんは2013年からアスリートフードマイスターとして、国枝さんの食事面をサポートしてこられました。

18歳で出会った二人の愛は、国枝さんがトップアスリートとして活躍する中でも、そして新天地アメリカでの挑戦においても、変わらず深く結ばれています。

引退後も高みを目指し続ける国枝さん

「変化を恐れず、とにかく挑戦し続ける」これが、国枝さんの人生哲学です。40歳を迎えた今でも、新しい環境で学び続ける姿勢は、私たちシニア世代にとって大きな励みとなります。

親愛なる読者の皆さん、国枝慎吾さんの物語はいかがでしたでしょうか。40歳という年齢で、新天地での挑戦を始める勇気には、本当に頭が下がります。

私たちシニア世代も、「まだまだこれから」という気持ちを持ち続けることの大切さを、国枝さんから学ばせていただきました。年齢は単なる数字に過ぎず、挑戦する心があれば、いつでも新しい扉は開かれるのです。

まとめ

国枝慎吾さんの第二の人生は、まさに私たちにとっての希望の光です。世界の頂点を極めた後でも、新しい挑戦を恐れず、純粋な気持ちで次世代のために尽くす姿は、年齢を重ねることの美しさを教えてくれます。

「オレは最強だ！」から「君たちが最強だ！」へ
アメリカの地で響く国枝さんの新しい声援に、私たちも心からエールを送りたいと思います。

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